大阪府教育長をめぐる産経記事

 産経新聞(ウェブ版・2014年12月5日付)に『橋下氏の盟友教育長に突きつけられた「13の要求」…維新VS野党も絡み泥沼化する「大阪の教育」』が掲載されている。

 橋下徹大阪維新の会代表・大阪市長の学生時代からの友人で、橋下氏が大阪府知事時代に公募校長に採用された中原徹・現大阪府教育長をめぐる記事である。

 中原氏は2014年10月、教育委員会での他の教育委員への恫喝発言・パワハラが指摘されて問題となった。産経新聞の記事が報じる、当時の状況。

 問題が発覚したのは10月29日。府民に公開される月に1度の教育委員会議で、立川さおり教育委員(41)が、中原氏から同21日に受けたとされる発言内容を公表したことから始まった。
 府議会の教育常任委員会の打ち合わせで、府が府議会に提出した幼稚園と保育園の機能を併せ持つ「認定こども園」の定員上限を引き上げる条例改正案をめぐり、立川氏が案の内容に反対する意向を明かしたところ、中原氏が強い口調で次のように叱責(しっせき)したという。

 「目立ちたいだけでしょ。単なる自己満足」「誰のおかげで教育委員でいられるのか。ほかでもない知事でしょ。その知事をいきなり刺すんですか」「罷免要求を出しますよ」-。

 中原氏にはこれ以前にも、事務局職員の間では強引な手法が問題になっていた。教育委員へのパワハラ発言事件がきっかけで、改善要求が寄せられたという。

 松井一郎大阪府知事は、この問題を「解決済み。これ以上の調査は不要」とするような態度を取り、また被害にあった教育委員に対して「嫌ならやめてもらって結構」などと二次攻撃を加えるような姿勢を示した。

 また議会からは、中原氏の強引な手法に加え、中原氏の姿勢が知事与党の維新に寄りすぎているという指摘もされている。

 大阪維新の会自体が、教育問題に対して、行政からのトップダウン方式で適当な事を言って振り回し、教育現場に混乱をもたらすような体質である。また教育以外の分野でも、意に沿わない人間には攻撃や排除の姿勢を強めるような集団でもある。このような態度で、大阪府・大阪市の教育現場は混乱に陥っている。

 教育分野でも、また行政や政治の問題全般としても、こういうことは改善していかなければならない。