高校グラウンドに落雷事故、野球部員が重体:愛知

 愛知県扶桑町の私立誠信高校で8月6日、野球部の練習試合中にグラウンドに落雷があり、2年生の男子生徒が雷の直撃を受けて意識不明の重体になる事故が発生した。

 報道は現時点では第一報的なものだが、報道によると、事故は同日午後1時10分頃に発生した。投手を務めていたこの男子生徒に雷が直撃し、学校側は直ちにAED使用を試みた上で119番通報した。生徒は病院に運ばれたが、意識不明の重体になっているという。

 事故現場周辺では当時、雷注意報が出されたと報じられている。事故当時の天候については報道からははっきりしないが、雷が鳴っているにもかかわらず試合を続行したなどのことはなかったのかが気になる。

 落雷事故といえば、1996年に高知県の私立高校のサッカー部員が大阪府高槻市での練習試合中に雷の直撃を受け、重度の後遺症を負った事故の訴訟が思い出される。この事故では、事故直前に雷鳴が聞こえていて、部員も試合続行を疑問視するような意見を指導者に言ったにもかかわらず、指導者や主催者団体はそのまま試合を続行したなどの問題が指摘され、落雷の予見可能性を指摘して学校や主催者団体の責任を認める判決が2008年に確定した。

 今回の事故についても、もしかしたら1996年の事故と似たような状況なのかもしれない。