校門圧死事件から24年、現地で追悼集会

 兵庫県立神戸高塚高校校門圧死事件から24年になる7月6日、現場で追悼の集会が実施された。

 この事件は1990年7月6日朝8時半に発生した。同校では当時、午前8時半ちょうどになると校門を閉めて遅刻者を指導することになっていた。当時校門指導にあたっていた男性教諭は、8時半のチャイムが鳴ると同時に校門を閉め、当時1年生だった女子生徒の頭を校門の門扉に挟んで死亡させた。

 門を閉めた教諭は懲戒免職となり、刑事裁判でも有罪判決が確定した。

 事件の背景には管理教育の問題が指摘されたが、裁判では管理教育については詳細な言及を避けている。兵庫県教育委員会は管理教育の問題を十分に吟味することなく、教諭の個人的過失かのように扱っていた。また教諭本人は「職務命令に従っただけ」とする態度をとった。

 24年目となる2014年7月6日の集会では、発生時刻の午前8時半に黙祷を捧げ、花を供えるなどしたという。集会に参加した、当時同校の教員だった女性は「女子生徒はおとなしくまじめな印象だった。生徒数が増加していく中で、厳しく管理することが当然のようになり、現場の教師が声を上げても変えることができなかった」と、当時を振り返ってマスコミ取材に話したという。

 事件から24年、管理教育という言葉で表現されることはその当時より少なくなったという印象を受けるものの、学校における暴力的で不適切な指導はいまだに後を絶たず、生徒の命にかかわる重大な事件や事故も度々発生している。

 この事件は生徒指導の問題を考える際、決して忘れてはいけないし、また個別の事件事故にとどまらず不適切指導の典型例として教訓を伝えていくべき問題である。

(参考)
◎校門圧死事故から24年で追悼(NHK神戸 2014/7/6)