児童虐待の目撃動画、ネットに投稿される

 『弁護士ドットコム』サイトに、『幼児を女性が「蹴り倒す」動画――渋谷駅で撮影された「児童虐待」衝撃の現場』という記事が掲載された(2014年6月17日付)。

 記事によると2014年3月、東京都の渋谷駅にいた男性が、駅構内で怒鳴り声がするのに驚いて、声のした方を見た。そこでは、母親らしき女が幼児に「てめえ、なにしてんだよ。早く来いよ!」「ふざけんなよ、てめえ!」などと怒鳴っていたという。

 男性は「やめなさい」などと声をかけたが、女は罵声を続けた上、幼児を足蹴りするなどした。男性は警告の意味を込めて、持っていたスマホでムービーを録画し、「ビデオに撮ったぞ」「警察を呼ぶ」と声をかけた。すると女は幼児を抱えて足早に立ち去ったという。男性は自身への身の危険のことも考えて、止めに入れなかったという。

 男性は「ひどい場面だったので迷ったが、事実を知らせることで世間に注意を呼びかけたい、虐待防止につながってほしい」として、この動画をフェイスブックに投稿した。

 動画が拡散され、警察に相談した方がいいというアドバイスも受けて、6月になって警察に相談した。警察では「この人物が特定できない限り、警察でも児童相談所でも動けない」といわれ、また「その場で止めに入るのは危険なので、やめてください」などとアドバイスを受けたという。

 動画を見たが、しつけだとは到底思えない。ひどい暴言を浴びせた上に足蹴にするなど、異常な児童虐待である。その場で止めに入るのもリスクがある、警察でも動けない、この人物がその後も何食わぬ顔で虐待を続けているのかもしれないと想像しただけで、ぞっとする。被害児童を何らかの形で特定して助けることはできないのだろうか。

 またこういう事件を万が一目撃した場合は、どのように対応していけばいいのか考えさせられる。