学力テスト問題を事前に解かせた教諭を停職:大分

 大分県教育委員会は6月3日、県一斉学力テストの試験問題を入手した上でクラスの児童に事前に解答させ解説もおこなっていたとして、由布市立小学校の教諭(50代)を停職2ヶ月の懲戒処分にした。

 この教諭は2014年4月、小学校5年と中学校2年を対象にした県の統一学力テストの際、「研究のため」として校内の金庫に保管していた試験問題を持ちだしてコピーし、試験前日に担任する5年生のクラスの児童に問題を解かせ、採点の上で正答と問題の解説をおこなっていた。

 動機について教諭は、「管理職から評価されたかった」としているという。

 点数だけがひとり歩きして学校や指導教員の評価へと短絡的に結びつく傾向が、この事件の背景にあると考えられる。児童・生徒の到達点を計ったり、全体的な傾向を調べて教育活動に活かすのなら話はわかるが、これでは本末転倒である。

 この手の事件は初めてではなく、全国学力テストや自治体単位の統一学力テストでは、この手の不正があちこちで起きている。学力テストを実施するにしても、学校や教員への評価と短絡的に結び付けないような運営が必要である。

(参考)
◎「良く評価されたかった」 一斉テスト事前に解かせる 大分、教諭を停職(産経新聞 2014/6/3)