外国人学生拒否の専修学校、一転して受け入れへ

 埼玉県の学校法人今昌学園が運営する調理・栄養系の専修学校3校で外国人学生の受験・入学を拒否していたことがマスコミ報道された問題で、学校法人側が5月23日、埼玉県や政府の担当部署に対し、来年度入試より外国人受け入れを認める方向を明らかにした。

 少なくとも2年前から学生募集要項に「外国人の入学はできません」と明記されていたことが、一部マスコミで報じられた。

 報道によると、日本で生まれ育った外国籍の生徒が、高校生になってシェフを志望し自宅から近いこの学校を志願しようとしたところ、問題の記述に気づいた。在学していた高校の教員を通じて専修学校側に相談したが受験を断られ、高校教員が埼玉県の担当部署に情報を寄せたという。生徒は結局、東京都内の別の専修学校に進学した。

 埼玉県は、学校側の対応はおかしいとしながらも、強制力を持つような行政指導をする法的根拠もなかったので要請にとどまっていた。学校側は要請に応じなかったという。

 この経緯が報道され、学校法人側は対応を変更したことになった。望ましいところに落ち着いたのはいいが、もっと早く対応できなかったのだろうかという思いもある。

(参考)
◎外国人入学拒否:埼玉の専門学校が受験受け入れへ(毎日新聞 2014/5/23)
◎外国人拒否の専門学校 入学認める方針に(NHKニュース 2014/5/23)