道徳教育副読本、教材を家庭・地域で活用するよう求める通知

 文科省作成の道徳副読本『わたしたちの道徳』について、下村博文文部科学大臣がフェイスブック上で「お子さんが家に持ち帰っているか調べて」と呼びかけていた問題で、文科省がこれに呼応する形で教材を持ち帰るよう求める通知を出していたことがわかった。

 この問題は、下村文科相が「教材を学校で保管しているところがある」などと槍玉に挙げ、フェイスブックの読者に対して実態報告を呼びかけていた。

 文科省の通知は5月15日付で出され、「本教材を、学校に備え置くのではなく、児童生徒が家庭に持ち帰って家庭や地域等でも活用できるよう、対象児童生徒一人一人に確実に配布して」などと記載されている。

 副読本などの教材の使用義務は課されていない。また道徳教育という性格上、特定の方向性での道徳を上から押し付けるのは望ましくない。これは、特定の型にはめた道徳教育を押し付けたいとする勢力からの、教育の不当な支配・介入といえるのではないか。

(参考)
“道徳教材調査”の下村文科相 異例の再通知 フェイスブックで 「学校に置くな、持ち帰れ」(しんぶん赤旗 2014/5/23)