タブレット端末、教材ダウンロードに支障:佐賀県立高校

 佐賀県立高校全36校では2014年度から、タブレット端末を利用した教育が始まった。しかし授業中に必要な教材がダウンロードできないトラブルが相次いでいたことがわかった。

 タブレット端末は新入生全員に購入させたが、5万円の自己負担が問題となっていたものである。しかし4月の授業開始後、授業時間中にwi-fi経由で、教科書会社のサーバからの教材ダウンロードを指示したところ、授業時間内に終わらないトラブルが34校で相次いだ。中には1クラスの生徒40人分のダウンロードに8時間かかった例もあった。

 教材は各教科ごとに用意されていたが、絵画作品のデータがある美術や、実験動画の動画がある理科など、データ容量の多い教科・科目ほどダウンロード遅延が目立ったという。

 タブレット端末を利用した授業は、当初は4月中旬からの授業開始を目指していたが、早くとも5月中旬以降の開始となる見通しとなった。

 IT端末は一種のイメージ先行なのか、導入に積極的な自治体もあるが、端末だけは配備されるものの現場では不具合が出るという事例が相次いでいる。こういった不具合はある程度予想の範囲内だとは言えるのだが、対策は後回しにして端末導入そのものが目的化していたのだろうか。

(参考)
◎授業用タブレットで不具合続出…開始に大幅遅れ(読売新聞 2014/5/2)