市立小学校での「いじめの可能性高い」も明確に認めず

 神戸市立小学校に通っていた2005年~06年当時、同級生からいじめや恐喝を受けたとして、被害者の男性(現在19歳)が神戸市教委に対していじめの存在を認めるよう求めていた問題で、神戸市教委は4月11日、「いじめの可能性が高い」とする見解を示した。

 この問題では、被害者側は同級生7人から、暴力を受けたり現金約56万円を脅し取られるなどのいじめがあったと指摘されている。被害者側が同級生3人の保護者を相手取って民事訴訟を起こし、いじめの存在を認定する判決が確定している。また同級生のうち2人は裁判前にいじめを認めて謝罪し、脅し取った約10万円を返還している。

 一方で神戸市教委はこれまで、いじめの存在を「断定できない」などとして認めてこなかった。

 市教委は、当時いじめに関与した同級生の謝罪文を示した上で、「当時十分な調査ができていればいじめがあったと判断される可能性が高い」とした。

 その一方、いじめがあったとは断定しておらず、極めて歯切れの悪い回答となっている。これでいいのだろうか。

(参考)
◎9年前のいじめ「あった可能性が高い」 神戸市教委(神戸新聞 2014/4/12)