教科書採択地区、全市1区に統合決定:大阪市

 大阪府教育委員会は2月19日の教育委員会会議で、大阪市の教科書採択地区について、現行の8採択地区から全市1採択地区へと統合することを正式決定した。

 大阪市教委からの要望を受け、採択地区の決定権限を持つ府教委が承認した形になった。小学校教科書は2015年度、中学校教科書は2016年度より、新採択地区での採択が適用される。

 これは極めて危険な動きだといわざるをえない。「つくる会」やその亜流系列の極右教科書を採択しやすくするための策動となる可能性がある。横浜市では、過去に採択地区を統合した際にそのことが指摘され、実際に中学校社会科歴史的分野・公民的分野で育鵬社版教科書が採択されている。

 教科書採択は現場の教員が教材研究をおこなって採択するのが筋である。文部科学省も採択地区の細分化を前提とした適正化を打ち出しているが、この方針とも反するものである。