学テ公表方針説明会:大阪市

 大阪市教育委員会は10月15日、市立小中学校で全国学力テストの学校別成績を公表するように義務付けたことに対し、市立小中学校校長を対象にした説明会をおこなった。

 参加した校長からは、「数値が一人歩きするのではないか」「文部科学省の実施要領との兼ね合いはどうなのか」などの質問が出された。

 市教委側は「学校の説明責任」「学校選択制の参考資料」などと説明し、年内の公表を迫った。

 学力テストは、学校の平均点の数値が全てではない。平均点だけがひとり歩きし、それが学校や校区の「格」と短絡的に扱われるのは、成績を公表した地域でみられていることである。さらに学校選択制と結び付けられると、それらの一面的な傾向が加速する。

 また大阪市が市教委方針として公表を義務付けたことに対しては、文部科学省からも「実施要綱に違反」という指摘がされ、文科省の参事官から市教委教育次長に改善指導の連絡があったという。

 問題がある内容を、問題がある方法で強行しようというのは、将来に禍根を残すことになる。公表方針は撤回すべきである。

(参考)
◎学力テスト「年内結果公表を」 大阪(NHKニュース 2013/10/15)