給食アレルギー想定し不適切な念書:山形市

 山形市立小学校で2012年3月、食物アレルギーを持つ児童の保護者に対し、学校給食での食物アレルギー事故で後遺症が出ても保護者は学校や市の責任を問わないなどとする念書を提出させていたことがわかった。

 山形県議会で10月5日、県議が質問の中で指摘した。

 県議によると、念書では、教職員の対応で後遺症が出ても学校側は責任を負わない、食物アレルギー事故発生時には保護者が回復時まで付き添う、教職員はアレルギー症状発症時に急性症状を一時的に抑える自己注射薬「エピペン」を児童に注射しないなどが記載されていたという。

 山形県教委は事実を把握しておらず、他校や他自治体でも同様の事案が発生していないかも確認するという。また山形市教委は事実関係を認め、不適切だったとして当該校に指導し、念書を返却させたことを明らかにした。

 明らかになっている範囲だけ見ても、学校側が一切責任を負いたくない、全て保護者側の責任にするという意向が透けて見える。これは児童の命を預かる場としてもふさわしくない。

(参考)
◎食物アレルギー発作、念書で「学校の責任不問」(読売新聞 2013/10/5)
◎食物アレルギー、学校側は「責任負わず」 山形、保護者と念書(産経新聞 2013/10/7)