大阪府立支援学校で教室不足が深刻化しているとして、保護者や教員らでつくる団体が教室不足の実態を告発する冊子を作成した。
朝日新聞(ウェブ版)2023年1月5日『「支援学校の教室が足りない」訴える冊子 プレハブや玄関で授業も』が報じている。

「支援学校の教室が足りない」訴える冊子 プレハブや玄関で授業も:朝日新聞デジタル
障害のある子どもが通う特別支援学校の教室不足が続く大阪で、保護者らの団体が府立支援学校の教室不足の様子ををまとめた冊子を発行した。実態を広く知らせ、学校の新設につなげる狙いだ。■全国最多、528教室…
記事によると、特別支援学校の教室不足について、2021年10月時点のまとめでは、大阪府では全国最多の528教室が不足する状態になっている。全国では3740教室が不足している。
支援学校の教室不足については、入学希望者の増加により、ここ十数年にわたって深刻化している。しかし設備改善などが追いついていない実態もあるということになる。
大阪府では、教室を間仕切りして複数学級で使用する、定員を超えて児童生徒を詰め込む「圧縮学級」、特別教室や更衣室・ランチルームなどを普通教室に転用する、玄関ホールで授業をおこなうなどの実態が報告されているという。このような状況は、学習環境・教育環境としては好ましくない状態となっている。
このようなことは、早期に改善していく必要がある。分離新設校の設置なども含めて、早急な対応が求められている。