「体罰」アンケート「加害教員に不利になること書くな」指示か:長崎の高校

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長崎市の私立瓊浦高校で、バドミントン部と野球部での顧問の暴力行為が相次いで発覚した問題に関連して、学校側が実施した「体罰」アンケートで、複数の教員が生徒に対して「加害教職員に不利になるようなことを書くな」と受け取れる指示を出していたことがわかった。

アンケートは2022年12月19日におこなわれた。その際、ある担任が特定の加害教職員の名を挙げて「おとしめるようなことは書くな」との趣旨の発言をおこなったという告発がされている。また別の担任も、「体に直接触れられたことだけを書くように」などと指示をおこなったという。

バドミントン部の顧問教員は、生徒の尻を蹴り上げるなどの暴力行為が2022年12月に発覚した。

また野球部でも、指導者らによる平手打ちなどの暴力を伴う行為があったと2022年12月に指摘された。野球部では暴力行為のほか、顧問らがが寮内の部員の部屋に無断で入り込んで私物を触るなどの不適切行為があったとも指摘されている。学校側は野球部での暴力行為を2022年7月に把握していながら高野連へ報告していなかった。

実態調査をおこなうためのアンケートで、こういう事実隠蔽ととれるような圧力をかけるなど、言語道断の行為である。暴力行為に事実上加担しているようなものと厳しく批判されてもおかしくない。

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