いじめで不登校、学校側は被害を過小報告か:宮城県の小学校

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宮城県栗原市立小学校4年の男子児童が、2021年度から2022年11月にかけて、複数の同級生から暴力や暴言などのいじめを受け、体調を崩して2022年11月より不登校状態になっていると報じられている。

学校側は当該事案を市教委に報告したが、報告書では加害児童の言い分ばかり反映し、いじめの実態についてほぼ反映されていないことも指摘されている。

経過

報道によると、経過は大筋で以下の様子である。

当該児童は3年だった2021年度から、暴力を振るわれる、暴言を受けるなどのいじめを繰り返し受けた。児童は適応障害とチック症と診断され、2022年11月より不登校状態になった。

学校側は、3年時の2021年9月と、4年進級後の2022年5月に起きた行為の2件をいじめと認定し、市教委に報告した。

保護者によると、2021年9月の事件は「ドッジボールをしているときに体を押さえられ、至近距離からボールをぶつけられるなどした」、2022年5月の事件は「複数の児童から『死ね』などと暴言を受け、腹をパンチされるなどした」と訴えている。被害児童も当時、学校側の聞き取り調査に対してそのような訴えをしたという。

しかし学校から市教委に提出された報告書では、2021年9月の事件は「この男子児童がドッジボールのルールを守らなかったとして、周囲の児童が過度に責め立てた」、2022年5月の事件は「1人の児童とぶつかったことに立腹した被害児童が暴れた。ほかの児童が止めに入ろうとしたが、被害児童が『(止めに入った児童からも)暴力を受けた』と勘違いした」という趣旨の内容になっていた。

これでは全く異なる内容になってしまっている。校長は「加害児童側を擁護するつもりはない」とした一方で、「端的にまとめるなどしたことで、そういう表現になってしまった」などとする見解を出しているという。

いじめを「大したことではない」と扱っているのではないか、できるだけ小さく扱いたいのではないかという疑念を感じる。

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