英語スピーキングテスト、都議会代表質問で取り上げられる

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東京都で中学校3年の生徒を対象に実施した英語スピーキングテストについて、2022年12月7日の東京都議会の代表質問でとりあげられた。

共産党会派の代表質問では、英語スピーキングテストの問題についても触れた。会場では前半組と後半組で試験実施時間をずらし、受験していない側は待機する方式にしていたことで、「待機していた後半組の教室に、試験を実施していた前半組の教室の声が聞こえた」「前半組の試験終了直後にトイレ休憩があり、トイレで前半組・後半組の生徒が接触することができて、試験問題の情報交換ができた」などという訴えを把握したとして、都教委の認識について質問した。

答弁に立った教育長は、「テスト事業者や都職員からの報告では、隣の教室からの声は聞こえたとしても、発言内容を聞き分けることはできず、解答に影響を与えることはなかった」「解答に影響はなかったと考えている」「中学校からもそのような報告を受けていない」と答弁した。

しかし教育長答弁は本当にそうなのかという疑念も感じる。多くの中学生が試験当日、ツイッターなどのSNSでそのような状況を報告し、また保護者も「子どもからそういう話を聞いた」という話を報告している。都教委や市区町村教委にそのような声が全く届いていないのかという疑念を感じる。

また「隣の教室の声が聞こえた」という問題だけに限らず、全体的に試験の運営に問題があり、公正な採点は不可能ではないか、その気になれば不正なども可能ではないかとも指摘されている。「隣の教室どころか、試験中にイヤーマフを着用しても、録音を吹き込む周囲の人の声が聞こえた。また自分の機器には周囲の人の声も録音されていた」という話もある。試験範囲は「中学校学習指導要領の範囲」と指定されたにもかかわらず当日の試験問題で中学校段階では未習の文法事項を含む文章が出たという案件もあった。ほかにも、会場の指定の問題、聴覚障害や吃音などをはじめとした状況にある生徒への配慮の状況、受験に際して個人情報を民間企業に提供することになることなども指摘された。

受験生の立場だと、こんなのが都立高校入試で加点されて合否判定に使われるとなると、たまったものではないだろう。それでも「問題はない」という認識のと脅威は、正直言ってむちゃくちゃだと感じる。

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