東京都「英語スピーキングテスト」、市民団体が調査結果発表

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東京都の中学校3年生の生徒が2022年11月27日に受験した英語スピーキングテスト「ESAT-J」について、研究者・教員・保護者などで作る市民団体が2022年12月5日、関係者を対象におこなったアンケート調査の結果を公表した。都議会の超党派の議員連盟の都議も同席した。

受験した生徒・保護者・中学校の教職員・当日試験運営に携わった試験官などの要員などから回答があったとされる。団体関係者はアンケート結果を基に、ESAT-Jの結果を都立高校入試の採点に使わないよう、改めて要望した。

アンケート結果によると、同じ会場で、全員同じ時間に集合・解散としながら、試験受験時間が前半組・前半組に分かれていたことでの情報漏洩やそのおそれの指摘が多数出たという。

前半組のスピーキングテスト実施中、別室で待機していた後半組の生徒に声が聞こえたことで、「後半組にあたった生徒はそれを聞きながら準備をした」「テストの内容が推測できる状況だったので後半組に有利になった」という告発が寄せられた。また会場によっては、前半組と後半組の動線が十分に分けられておらず、前半組生徒終了後のトイレ休憩時間にトイレで前半組と後半組の生徒で情報交換できる状況だったともいう。

またスピーキングテスト実施の際には、他の生徒の声が聞こえないようにイヤーマフを着用したが、それでも「ほかの生徒の声が聞こえた」という証言も多数指摘されている。そのため「周囲の生徒の解答を真似して解答したとする生徒がいた」「自分で機械の録音ボタンを手動で押す解答方式だから、その気になれば、わざと録音ボタンを押すタイミングを遅くして、周囲の解答をまねる手口での不正も可能になる」とする声も多数出されているという。

また録音の際「自分の声だけでなく、周囲の解答の声も録音されていた」という告発もあった。

ほかにも団体の記者会見によると、英文を音読させる問題で、中学校段階で未習の構文が出たことで、「音読できるためには英文の成り立ちの構造を把握・理解している必要がある」として、出題が不適切ではないかとも指摘された。

こんなもの、公正な試験の体をなしていない。大量の答案を大量の採点者で採点することで、採点者の採点基準のすりあわせが不可能でばらつきが出るという危惧がされているが、自分の解答ですらないもので採点・評価されるという、それ以前の危惧すら生まれるということになる。

ほかにも、聴覚障害や吃音などの生徒の扱いは、当日欠席者の扱いは、試験実務は民間企業任せ、受験の際に民間に個人情報を収集させていたことなど、課題が多数指摘されている。

こんなむちゃくちゃなもの、来年以降は中止すべきだし、今年の受験生についても入試の成績に反映させてはいけない。都議会では12月議会で引き続き、この課題の質問準備を進めている議員・会派がいるとも聞く。議会での追及も含め、市民のことも重要になってくるだろう。

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