園外などへの児童「置き去り」事故、複数件発生

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幼稚園・保育所や認定こども園に通う園児が「置き去り」にされる事故について、バス車内への置き去り以外でも、園外への置き去りなどの事案も起きていることが報じられている。

読売新聞が九州各県と山口県・沖縄県の各自治体におこなった取材調査によると、バスへの置き去り事案は少なくとも14件、バス以外の場所での置き去り事案が少なくとも5件あったとまとめている。同紙ウェブ版2022年10月7日付『公園に女児2人残したまま出発・30分放置…園児置き去り、バス以外でも』が報じている。

大分市の認定こども園では2022年5月、職員4人が児童約20人を連れて園外の公園に散歩で出かけた際、1歳女児1人を公園に置き去りにしたまま園に戻る事故があったことが報じられた。通りかかった郵便局員が見つけて保護し、関係先に連絡したという。置き去りにされていた時間は約30分ほどだとみられる。園側は「点呼が不十分だった」としているという。

また長崎県の別の保育園でも2020年5月、園外保育で訪れた公園から園に戻る際、2歳園児2人を送迎バスに乗せ忘れ、公園に置き去りにする事案があった。異変に気付いた通行人が、送迎バスに書かれていた園の名前を覚えていたことで、園に連絡して発覚した。連絡を受け、送迎バスは園到着後に引き返し、約30分後に園児を乗せたという。

宮崎県の認定こども園では、帰宅時間に児童を別室に移動させた際、1歳児1人を室内に取り残したことに気づかず、部屋を施錠して取り残す事案があった。約50分後、当該児童の保護者が児童を迎えに来た際、当該児童がいないことに気づき、取り残しが発覚した。

いずれも結果的には大事には至らなかったものの、一歩間違えれば重大な状況にもつながりかねない事例である。

同時にこれらの事案は、個別の事案に関与した職員個人や、事件の起きた当該園の関係者だけの話にしてはならない。この手の事故は起こりうるものであるという問題から、未然に防ぐための教訓を引き出し、事故を未然に防ぐための態勢をしっかりと取ることを検討していくことが必要になってくるように感じる。

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