1980年代の教科書「偏向」攻撃、統一協会系も関与と指摘

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「しんぶん赤旗」2022年9月9日付の記事『徹底追及 統一協会 国会論戦(3) 学者グループが暗躍』によると、統一協会が1970年代末~80年代の教科書「偏向」攻撃に関与していたことを指摘している。

記事によると、以下のような内容が指摘されている。

統一協会の関連団体「世界平和教授アカデミー」に所属する学者グループが関与していた「教科書問題研究会」が、中学校社会科教科書の批判を展開していた。関係の学者らが「世界平和教授アカデミー」の会合では発表した報告を「教科書問題研究会」がまとめた形で、1981年2月に書籍「疑問だらけの中学教科書」を出版した。憲法や原発、自衛隊、大企業などの教科書記述を問題視した内容で、当時の右派勢力の主張はそこから引き出されることも多い形になっていた「ネタ本」になっていた。

また一般に出回らない教科書の「見本本」を、同研究会が「文部省から入手した」と主張した上で教科書批判をおこなっていたことで、当時の文部省が統一協会系に便宜を図ったのではないかという疑惑が浮かび上がった。

同研究会は、原発の危険性に関する「見本本」教科書の記述は過大であるかのような批判をおこなっていた。1981年度使用の中学校教科書では、その後「検定合格後の、異例の記述書き換え」がおこなわれた。訂正申請によって、原発の危険性について触れた記述は、従来よりも弱い表現に書き改められた。

1981年には、それらのことについて、共産党の複数の国会議員が議会質問をおこなって批判していたことを紹介している。

この事案は40年ほど前に発生した話ではある。その一方で、指摘されている内容は現時点でも通じるような生々しさを感じる。過去のこと・歴史的なこととして片付けられるようなものではないと思える。

教科書の記述については、客観的事実や学問的な妥当性などを踏まえたものであることが求められる。しかし特定の団体の意向を受けてゆがめられているような状態になっていたとも受け取れる形になっているのは、極めてまずいことになっている。

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