大阪府立高校生徒自殺「いじめが原因」

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大阪府立高校2年だった女子生徒が2021年にいじめを訴える遺書を残して自殺した事案を調査していた大阪府教委の第三者委員会は2022年9月8日、男子生徒グループからのいじめが自殺の原因だとする調査報告書をまとめた。

学校の調査では、いじめははっきりしないとしていたが、判断を変更した形になった。

経過

生徒は1年だった2020年10月以降、同級生の男子生徒グループ6人から「ケバい」などとからかわれるようになった。男子生徒からの声かけを気にして、保健室で休憩することが多くなり、遠足を欠席するなどした。保健室での休憩の際、担任などに「(男子生徒グループと)目が合うと笑われているような気がする」などと訴えていたという。

2020年12月には学校側に「6人の男子生徒から悪口を言われるいじめを受けている」といじめを訴えた。しかし学校側は「具体的な行為が確認できなかった」として、経過を見守ることにした。

生徒は2年進級後の2021年4月、「死にたい。あいつらにいじめられて辛い」などと記載した遺書を残して、自宅近くの高層住宅から飛び降り自殺した。

第三者委員会では、いじめが自殺の原因だと指摘した上で、学校側の初動対応にも問題があったと指摘した。被害生徒が苦痛を感じていれば「いじめ」だとして対応することや、学校側の研修体制などについても提言している。

個別の事案については報道の範囲でしか判断できないとはいえども、一般的にいえば、いじめに対する対応については、もっと踏み込んで対応すべきだったということが指摘されたということになる。

いじめ被害の訴えがあったときに、具体的な内容が確認できなかったという理由で「経過観察」とした対応が、不十分だったと指摘されたことについては、重く受け止めて今後に生かしていくべき案件だと感じる。

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