児童への不適切な言動、小学校教諭を停職処分:岩手県盛岡市

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岩手県教育委員会は2022年8月22日、「2019年度~2021年度にかけて、担任クラスの児童に不適切な言動を複数回繰り返した」として、盛岡市立小学校の女性教諭(59)を停職2ヶ月の懲戒処分にした。また事案に対して適切な対応をとれず、管理責任があるとして、同校の校長も戒告処分にした。

教諭・校長とも辞職願を提出していて、同日付で受理された。

事件の経過

教諭は2019年度~2021年度にかけて、3年連続で1年のクラス担任を受け持っていた。3年間にわたり、受け持ちクラスの児童に対して、「幼稚園や保育園に戻りなさい」「人数の少ない学級(文脈からは、特別支援学級の意)に行きなさい」などとする発言を繰り返したという。岩手県教育委員会の調査によると、延べ12件を確認したとしている。

2021年度に担任していたクラスでは、ある児童がこの教諭からの威圧的な指導を苦にして、また児童間のいじめ被害にも遭ったことも相まって、不登校状態になったという。

保護者からの被害申告があったが、校長は適切な対応ができなかったとされる。

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これらの経過は2022年2月に報道発表され、メディアで報じられていた。

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事件発覚後、担任教諭は学校現場を外されていた。

処分は当然、再発防止策を

暴言や威圧的な言動などの担任教諭の行為は、指導とは言えず、それどころか「教師によるいじめ」「人権侵害」と形容されるような内容で、とんでもないことである。厳しい処分になることは避けられなかったと感じる。

その一方で、学校・教育行政としては、当該教師個人がいなくなればそれで済むというわけではない。被害者への被害回復と、今後同種事件が起こらないようにする対応などが強く求められている。

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