いじめ自殺「報告書受け取り拒否」問題:第三者機関が異例の会見

大阪府泉南市立中学校1年だった男子生徒が2022年3月に自殺し、背景にいじめがあったとされる問題。この問題では泉南市の附属機関「泉南市子どもの権利条例委員会」が調査をおこなったが、市長が調査報告書受け取りを拒否したと指摘された。

2022年7月12日にネットメディアで一部始終が報じられた。その後委員会が、市教委の対応を批判する異例の記者会見をおこない、2022年7月20日に各マスコミで報じられている。

泉南市では、2022年7月21日に市議会の全員協議会を開き、概要の説明と議論の場を設けるとしている。

事件の経過

いじめ・不登校状態の生徒自殺 市長が報告書受け取り拒否:大阪府泉南市
Diamond Onlineが2022年7月12日、『大阪・泉南市でいじめ受けた中1生徒が自殺、市長が報告書「受け取り拒否」の怪』の記事を配信している。 記事によると、大阪府泉南市立中学校1年だった男子生徒が2022年3月に自...

生徒は同級生から冷やかし、暴言などのいじめを受け、学校側に相談しても「誰が言ったかわからないから指導できない」などという返答を受けたとされる。

泉南市では、全国的にも珍しく、子どもの権利に関する常設第三者機関を設けている。保護者が第三者機関に相談して調査に取りかかり調査報告書をまとめたが、調査報告書を市長が受け取らなかったとされる。

市長は受け取らなかった理由について、「市教委から、守秘義務違反など法的問題が起きると指摘された」としているという。市教委もマスコミ取材に対して、法的問題が起きると懸念していると指摘したことを認めたとされる。

この事案についての泉南市教委と市の対応は、不可解と言わざるをえないものである。市議会の全員協議会がおこなわれるということだが、少しでも事実関係を明らかにした上で、改めるところは改めることが求められている。

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