2018年の八王子市いじめ自殺、学校側の対応が報じられる

現代ビジネス(ウェブ)2022年6月23日に『八王子中2女子いじめ自殺事件 娘を失った父親が学校から受けた「屈辱的対応」』と題する記事が掲載されている。

八王子中2女子いじめ自殺事件 娘を失った父親が学校から受けた「屈辱的対応」(高木 瑞穂) @gendai_biz
13歳少女の命を奪った「八王子中2いじめ自殺事件」。いじめが発覚した後、学校側の信じられない対応について、父親がすべてを明かす。3年経っても、学校側の当事者は誰も謝罪をしていない。

東京都八王子市立中学校2年だった女子生徒が2018年8月、いじめを苦にして自殺した事件についての記事である。

事件の経過については、当該の記事や過去の新聞報道などを総合すると、以下のようなものだった様子。

生徒は中学校1年だった2017年、当時通っていた八王子市立中学校でスマホで悪口を書き込まれるなどのいじめを受けた。所属していた陸上部で、ケガで練習に参加できなかったことや、家族旅行のために練習を休んだことなどを、上級生が非難していじめ行為に及んだとされる。

生徒は不登校になり、市内の別の学校に転校した。しかし転校後も不登校の状態が続き、2年進級後の2018年8月、JR西八王子駅で列車に飛び込んで自殺を図って意識不明の状態になり、約2週間後に死亡した。生徒は「学校に行けなくなったのは部活動が原因」などとするメモを残していたという。

八王子市教育委員会が設置した第三者委員会では2019年8月、いじめはあり不登校についてもいじめが原因だとしたものの、自殺については「時間が経過している」などとして因果関係を認めない調査報告書を出した。

両親は再調査を求め、再調査委員会は2021年5月、当初の判断を変更する形で、いじめとその後の学校側の対応が自殺の原因と指摘する報告書を出した。

このいじめ事案について、生徒の父親への聞き取りを軸に記事が構成されている。

記事では、学校側や加害者側の対応が証言されている。学校側は、校長が「何か要求はありますか。お金ですか」などと挑発的な言動をおこない、さらに後日「部活動顧問などが、お金なら払うといっている。しかしこういうのは(国家賠償法の関係で)個人で解決することはない」とさらに追い打ちをかけるような言動をとったという。さらに加害者保護者は、謝罪の手紙などを同封することもなく、現金5000円だけ入った現金書留を被害者宅に送りつけたという。これらの対応に、被害者の家族がショックを受けていることが記されている。

あまりにもひどい対応だと言わざるをえない。そういう対応で被害者を苦しめることで、被害者はさらに追い込まれることになる。

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