道徳教育「評価の妥当性・信頼性に課題感じる」文科省調査

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文部科学省は2022年4月28日、「特別の教科 道徳」に関して、学校現場での取り組み状況についての調査結果を公表した。

全国の公立小中学校約2300校を抽出して実施した。

学校現場からは、「児童生徒同士による話し合いや議論が活発になった」とする回答が小中学校ともに8割以上になった。

その一方で、小中学校ともに約3分の2が「評価の妥当性や信頼性の担保」に課題を感じているという結果も出ている。

道徳教育については、児童・生徒の内面性にもかかわるものであり、評価をすること自体が特定の価値観への誘導につながりかねないという問題も生じる。また道徳的価値観も、それ自体が客観的に不変のものというわけではなく、時代背景や地域の慣習など社会的な外的条件にも左右されるものでもある。

このことは通常の教科で扱うような、自然や社会の客観的事象への理解度を問う内容とは、アプローチ手法が異なることにもなる。

評価をするというアプローチがある限り、評価の妥当性や信頼性の問題がつきまとうことになる。そもそも道徳的な価値観というのは、評価になじまない性質のものである。

道徳を評価の対象とするという事自体に無理があるという気がしてならない。

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