北海道旭川市中学生死亡事件:第三者委員会でいじめ認定

北海道旭川市立中学校に通っていた女子生徒が2021年2月に行方不明になり、同年3月に雪の下で凍死していたのを発見された事件で、旭川市教育委員会が設置した第三者委員会が生徒に対する6項目・10件以上のいじめを認定したことが、2022年4月13日までに判明した。

事件の経過

この事件は、2019年度に旭川市立中学校1年だった女子生徒が、同じ中学校や近隣の中学校に通う複数の上級生からいじめ・暴力行為を受け、精神的に不安定な状態になったことが指摘されたものである。生徒はいじめで追い詰められて川に飛び込むなどし、不登校状態になった。市内の別の学校に転校したものの、いじめの後遺症で精神的な症状を発症し、転校先の学校にはほとんど通えない状態になっていた。

生徒は2021年2月に自殺をほのめかすような言動をして行方不明になり、3月に遺体で見つかった。

2021年4月に週刊誌報道で事件の概略が報じられ、大きな社会問題となっていた。生徒が通っていた中学校の関係者の不適切対応も指摘されていた。

第三者委員会は2022年3月までに調査報告書をまとめたという。報告書では、加害生徒グループから被害者におこなった行為について、「菓子などをおごらせる」「深夜に呼び出す」「性的な行為の強要」など6項目・計10件以上の行為をいじめだと認定した。

また週刊誌報道ではいじめ加害グループは、同じ学校と近隣校の上級生の男女生徒5人と指摘していたが、第三者委員会ではさらに、週刊誌で指摘された5人に加えて、同じ学校の上級生の男子生徒2人についても加害者と認定したとされる。

このような行為を学校側は把握していながら、いじめとは認定してこなかったともされている。第三者委員会がいじめだと認定したことは、当然のこととはいえども、対応の第一歩であるようにも感じる。

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