市立中学校の校則「人権侵害」と民事調停:大分市

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「自分の子どもが進学を検討した市立中学校の校則が人権を過剰に侵害している」と訴えて、大分県大分市在住の父親で弁護士が、親が子どもに校則を守らせる義務がないことの確認を市と学校に求める民事調停を申し立てたと報じられている。

報道によると、長男が中学校に進学する際、自宅最寄りの市立中学校を進学先として検討したという。当該中学校の校則を父親が取り寄せたところ、男女別に制服や髪型などに細かい規定があったことに気づいた。

規定に対して、父親は「身だしなみは基本的に自由。子どもの権利を軽視している」と感じ、当該校や大分市教育委員会に問い合わせた。学校は「制服は強制できないが指導する」、大分市教育委員会は「一体感の醸成や経済的負担軽減」などとそれぞれ回答した。

納得のいく回答が得られなかったとして、2022年2月に申立をおこなったという。

校則問題の再検討を

学校の校則の問題は近年、「ブラック校則」などとして、過剰な内容で生徒への人権侵害や人権軽視になりかねないものもあって問題だと取り沙汰されている。

校則では、制服の問題や髪型の問題についても、細かい規定が問題だと取り沙汰されることも多くなっている。

髪の毛の色や長さの規定、男子の場合は長すぎるのを禁止する、女子の場合は束ねる場合の束ね方・束ねるゴムの色なども指定する。靴の色や、靴下の色・長さも指定する。学校がそういった細かい規定を設けることに、合理性はあるのだろうか。生徒の自主性を否定していることにつながらないのか。

校則のあり方については、常に見直しを図っていく必要がある。当該校や大分市だけでなく、全国的にも同様の問題があり、各校・各地域でそれぞれの検討が必要となってくる。

(参考)

◎「身だしなみ校則は人権侵害」 父親の弁護士が民事調停を申し立て(朝日新聞 2022/3/8)

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