山口県立高校いじめ自殺、調停成立へ

山口県立高校2年だった男子生徒が2016年に自殺し、背後に同級生からのいじめがあったと指摘された問題で、遺族と山口県との調停が成立する見通しになったことが2022年2月28日にわかった。

山口県議会に同日、調停の関連議案が提案された。山口県教委が遺族側に謝罪し再発防止策に務めるなどとしている。

いじめ事件の経過

いじめ事件は2016年に発生した。当該生徒はテニス部に入部していたが、野球部の「助っ人」を依頼されたためにテニス部の練習に十分に参加できなくなったことで、部活動のLINEグループから外されたり、「部室の荷物を全部捨てる」「退部届をもらってきて」などの書き込みを受けるなどしたという。

第三者委員会ではこの案件をいじめと認定した。またほかにも、身体的特徴を揶揄される行為なども確認し、18件についていじめだと判断した。

さらに教員がこの生徒に野球部の雑用を押しつけたことなど、教員の行為についても「いじめに類する行為があった」と判断した。

第三者委員会では、「配慮があれば自死を防げる可能性があった」としている。

遺族側は2020年1月、山口簡裁に調停を申し立てていた。

調停が成立する見通しになったのは、ひとつの区切りである。遺族側への対応とともに、再発防止策を真摯に検討していく必要がある。

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