若手教員の授業を数値評価へ:大阪市教委が検討

大阪市教育委員会が、教職員に対してまたおかしなことを検討しているらしい。

朝日新聞(ウェブ版)2022年2月9日配信『若手教員の授業を数値で評価へ 大阪市教委、子どもにはアンケート』によると、市立小中学校の若手教職員の授業を数値で評価して、授業力の向上につなげたいとか。2022年4月からの導入を検討しているという。

記事によると、元校長らが授業を採点して数値評価し、また児童・生徒からの授業アンケートも参考にするとしている。

記事では導入背景として、全国学力テストの成績が低迷していることなどを指摘している。テストの点数を上げること一辺倒の授業が評価されることにもつながりかねないという危惧を感じる。

授業力などは、ひとつの尺度による定量的な評価は極めて困難なものである。発問や板書などの基準を当てはめて機械的に数値で採点し型にはめざるをえなくなることも想像される。そういう行為による評価では授業手法の画一化にもつながり、一人一人の児童・生徒の実態に合わせた創意工夫の余地が縮小されることにもつながってしまう。

さらには授業を数値評価することによって、教職員への締め付けにもつながりかねない。さらには人事評価にも連動することにもつながってくる可能性も考えられる。こんなものは、教職員を追い込んでより困難な状況を作り出すことにもつながりかねない。

ただでさえ大阪市の教育現場は、維新政治によって見当外れのことの押しつけや現場締め付けが続き、またそのあおりで教員志望者が避けるようになって人手不足を招いた一因ともなっている状況が生まれている。さらにこのような策を追加することで、より一層の困難を招きかねないということになってしまう。

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