鹿児島県立高校いじめ自殺訴訟、県が請求棄却求める

鹿児島県立武岡台高校(鹿児島市)1年だった男子生徒が2014年に自殺し、学校でのいじめが自殺の要因となったと指摘された問題。この問題で遺族が「学校側の対応に問題があった」として、鹿児島県を相手取り約4500万円の損害賠償を求めて提訴し、鹿児島地裁で2022年2月1日に第1回口頭弁論が開かれた。

鹿児島県は、「いじめと認められる事実はあったかもしれないがおそらく非常に軽微なもので、学校の対応は適切だった」として争う意向を示し、請求棄却を求めた。

いじめ事件の経緯

生徒は2014年8月、自宅で自殺した。遺書などはなかったというが、「カバンの中に納豆巻きが入れられていた」「スリッパを隠された」などのいじめがあったと指摘された。また生徒の葬式の際、同級生が「(別の生徒が)葬式会場のトイレで『ばれたらやばくない』と話しているのを聞いた」と訴える証言もあったという。

鹿児島県教委の第三者委員会ではいじめを「断定できない」としたものの、知事部局に設置した鹿児島県の再調査委員会は2019年3月、いじめを認定し、いじめが自殺の大きな要因となったとする報告書をまとめた。また学校側の対応についても問題があったとも指摘している。

しかしその一方で、訴訟になると一転して、このような対応ということになってしまっている。このようなことでいいのだろうかと疑問に感じる。

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