週刊誌で特集:2018年の鹿児島市立中学校「指導死」事件

『文春オンライン』が2021年12月30日、『「担任が嫌なので、クラス替えをしてほしい」と何度も…中3生徒を自殺へと追いやった“不適切指導”の実態』とする記事を出している。

2018年9月、鹿児島市立中学校3年だった男子生徒が自殺した。直前に担任の40代女性教諭からの度を超えた指導があり、自殺の引き金になったと指摘されている。この事件について詳細を特集している。

自殺した生徒は、3年進級時の4月当初から、担任への不安を訴えていたという。9月の始業式の日、担任は夏休みの宿題を提出していないとして複数の生徒を集団指導し、その後当該生徒を個別指導した。集団指導の際に担任は、「お前がこんな調子で宿題をしなかったら、内申書を書かないぞ」「だったら、ちゃんと出せや、こら」などと威圧的な発言を繰り返し、机を叩いて威嚇したなどとも指摘された。また個別指導についても、内容は聞き取れなかったものの、部屋の外まで怒鳴り声が聞こえる状況だったという。

また学校ではこのほかにも、宿題を取りに帰らされる、教師から指導を受けて終了するたびにサインをもらって別の教師からも指導を受けることを繰り返す「スタンプラリー」と名付けられた指導、ほかの生徒の不始末の連帯責任を負わせて罰を科すなどの行為もあり、これらの指導も生徒を追い詰めた一因になったとも指摘された。ほかにも、自殺した生徒のクラスでは「合唱コンクールで優勝しないと許さない」という担任からの圧力があって当該クラスだけ朝練を課してクラスの統制を取っていたとする行為も指摘された。

こんな行為は、生徒への強い心理的圧力になったことが容易に想像がつく。俗に「体罰」と言われるような直接の暴力行為は確認できなかったとされているが、生徒を心理的に追い込んでいるといっていい。はっきり言って、いじめ・パワハラ・モラハラと形容すべきものである。

このような間違った「指導」を根絶していかなければならない。

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