「不適切保育あった」改善勧告:送迎バス熱中症死亡事故の保育園

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福岡県と同県中間市は2021年10月21日、保育中の虐待行為など不適切保育が複数確認されたとして、私立双葉保育園(中間市)を運営する社会福祉法人に対して、児童福祉法に基づく改善勧告を出した。

同園では2021年7月、送迎バスに園児を取り残し、熱中症で死亡させる事故が発生していた。熱中症死亡事故の調査の中で、保護者から虐待など不適切保育の訴えがあったとして、虐待疑惑についても特別監査をおこなっていた。

▼職員が園児の頭をたたく。▼園児の足を持ち逆さづりにする。▼「好かん」「ばか」などと暴言を浴びせる。▼バスタオルでまいたまま長時間トイレに放置する。などの行為があったことが指摘された。

さらに、監査の際に特定職員が同僚に対して虐待の事実を話さないように求める隠蔽行為があったことも確認したとしている。

指摘された行為は、とんでもないことである。改善が求められる。

熱中症死亡事故についても、事故との直接的な因果関係こそ確認されていないものの、普段からの保育体制が遠因のひとつにもなっているのではないかとも指摘されている。子どもの安心・安全という観点から、それまでの保育体制を検証した上で必要な対応が求められている。

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