教科「情報」、一部大学で入試導入意向

スポンサーリンク

朝日新聞2021年9月20日付が『教科「情報」、87大学が入試で使う意向 本当に実施?懸念の声も』を掲載している。

教科「情報」、87大学が入試で使う意向 本当に実施?懸念の声も:朝日新聞デジタル
 大学入学共通テストに「情報」が初めて出題される2025年度入試で、受験生に「情報」を課す大学が何校あるか朝日新聞と大手予備校の河合塾が調べたところ、全国で87大学が、共通テストか個別試験、または両方…

2022年度以降の高校新学習指導要領実施により、新課程で学ぶ生徒(2021年度中学校3年)が大学入試に挑む2025年度大学入学共通テストから出題教科として導入されることが決まった「情報」について、朝日新聞と河合塾が全国の大学に対して、入試科目として課すかどうかの調査をおこなっている。

これによると、4分の3の大学では現時点では「検討中・わからない」としたものの、共通テスト、個別試験、ないしはその双方で課すことを検討しているのがあわせて87大学あったことがわかった。一方で57大学は「課さない」とする方向を明言した。

指導体制の貧弱さ

教科「情報」については、教える側の体制が十分に整っていないことなどが課題として指摘されている。

2003年に高校の普通教科として必修扱いで導入されたものの、20年近く経過する現在に至るまで、元々は他教科を専門とする教員が副免許や臨時免許などで授業を兼任している例も多くみられるとされている。

2022年度学習指導要領では、教科「情報」に関する科目が再編され、「情報Ⅰ」科目が必修となる。これにあわせて大学入試でも、「情報」を試験科目として導入するという動きが生まれた。共通テストでの「情報」科目の出題範囲は、「情報Ⅰ」科目の学習範囲となる。

しかし学習・教育体制が整っていないまま見切り発車のような形になり、入試で出題されるとなると、混乱と困難に拍車がかかりかねない。

大学の側も、導入しない方向、ないしは現在検討中としたところでは、高校の指導体制への不安をあげているところも複数あるという。

やはり、少なくとも現時点では、教科「情報」を入試科目として導入するのは時期尚早なのではないかとも感じる。

タイトルとURLをコピーしました