いじめ自殺事案発生、直後の学校評価でいじめ対応に「最高」評価:石川県野々市市

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石川県野々市市立布水ふすい中学校1年の女子生徒が2021年2月に自殺し、当該生徒が生前にいじめ被害を学校側に訴えていたと指摘された問題があった。

この問題に関連して、当該校で2020年度、いじめ対応に関する学校評価が「最高」ランクとして評価されていたことがわかった。2021年9月10日の野々市市議会の一般質問で指摘された。

布水中学校では2021年2月10日に学校関係者評価委員会を開催し、学校関係者や校区地域の社会教育・幼児教育などの関係者で作る学校評議員から学校運営に対する意見や評価を聴き取った。協議会からの意見も参考にして、2021年3月に学校評価を市教委に提出した。その際にいじめ評価については、いじめ対応を含む項目の分析で「いじめ対応では、多数の教員が関わる事案があり、丁寧な情報共有が行われ組織的な対応ができた」として、4段階のうち最高ランクの評価を付けていた。

評価委員会が開催された翌日の2021年2月11日に、生徒の自殺事案が起きていた。当該生徒は2020年9~10月にかけて学校にいじめ被害を訴えていたという。学校側は2020年11月、「いじめは解消した」とする報告書を市教委に提出していた。

議会質問では、取り上げた市議が疑問視した。市長は「評価の内容にコメントを申し上げる立場ではない」と答弁した。学校側は、「自殺事案発生後に、いじめに関する評価を変更したか」と問い合わせたマスコミ取材に対して「コメントは差し控える」とした。

報道の範囲での判断になるとはいえども、指摘された内容が事実だとすれば、学校側の対応は適切とはいえないのではないかと考えられる。いじめと関連しているとみられる自殺事案が発生してもなお、いじめ対応は適切だったというのはまずいのではないか。

(参考)
◎【石川】いじめ対応 最高評価 野々市・女子生徒自死の中学 提出 (中日新聞 2021/9/11)

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