高校スポーツ全国大会、コロナウイルス感染の広がり

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高校スポーツ大会での生徒・関係者への新型コロナウイルス感染事例が相次いでいる。

北海道内の高校10校と北海道外の14都道府県16校・チームが参加して、北海道苫小牧市で2021年8月4~8日まで開催されていた「第16回全国高校選抜アイスホッケー大会」では、道内外の生徒や教職員・コーチ、大会運営関係者など計90人以上の感染が確認されたという。北海道外の高校では、参加した全選手約30人の陽性が確認された事例もあった。

兵庫県西宮市・阪神甲子園球場で開催されている第103回全国高校野球選手権大会でも、複数の高校から陽性者が確認された。ある高校では5人がPCR検査で陽性になったとしている。

北信越を中心とした複数県(福井県、新潟県、富山県、石川県、長野県、和歌山県)で開催されている全国高等学校総合体育大会(インターハイ)でも、新型コロナウイルス感染の影響が複数生じている。石川県の剣道競技会場では8月11日、前日に当該会場で試合をおこなった生徒の感染が判明したとして、消毒のために会場が急きょ閉め切られ、来場した生徒が炎天下の屋外で待たされて試合開始が遅れた。また複数の学校、複数の競技で、部員内に感染者が出た・ないしはその疑いが出た・濃厚接触者になったなどの理由で出場辞退をする事例も相次いでいる。

新型コロナウイルスの問題は収束の兆しを見せず、むしろ悪化しているとも受け取れる状況になってしまっている。また地域によっては緊急事態宣言が出され、県境をまたぐ移動は控えるよう呼びかけられている。このような状況の下で、不要不急の部活動や競技大会・全国大会を実施した対応には疑問を感じる。

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