秋田県立高校いじめ自殺未遂「重大事態」に認定

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秋田県立能代西高校(2021年度に能代科学技術高校に再編移行)農業科に通う男子生徒が同学年の複数の女子生徒からいじめを受けた事件について、秋田県教育委員会がいじめ防止法に基づく「重大事態」と認定していたことがわかった。

この事件は、生徒が1年だった2020年6月頃から始まったとされる。同級生の女子生徒3人がこの男子生徒を標的にし、暴言を吐く、農業実習の際に汚れた長靴を鼻先に近づける、生徒のロッカーをゴミ箱扱いしてゴミを投げ捨てるなどのいじめを繰り返した。

生徒は2021年1月中旬、教室で倒れて意識を失った。その後登校できない状態になった。2021年2月には3人を名指ししていじめ被害を訴えるメモを残して自殺を図り、命を取り留めた。男子生徒はその後、いじめが原因の重度のストレス反応の診断を受けた。

『週刊文春』2021年8月5日号(ウェブ版)が、当該いじめ事件について詳細に報じている。

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女子生徒らによるいじめ加害行為は相当に悪質なものとなっている。いじめのきっかけについては、教師の不適切な言動が発端となったとも指摘されている。またいじめが問題になり被害者が被害を訴えた際には、加害者は被害者を恫喝し、また学校側もおかしな対応を取ったとも指摘されている。

関連する報道をみるだけでも、いじめの状況は相当深刻なものだと感じる。加害者にも問題があるが、学校の対応にも問題があったこともうかがわれる。重大事態として事実関係を調査の上、被害者への適切な対応が求められる。

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(参考)
◎県北の高校生いじめ、県教委「重大事態」認定 県内2例目(秋田魁新報 2021/8/6)

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