横浜市教委、中学校社会科歴史教科書に帝国書院を継続採択

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横浜市教育委員会は2021年8月4日に教育委員会会議を開き、中学校社会科歴史的分野の教科書採択を実施した。前回2020年度に採択し2021年度から使用されている帝国書院版を引き続き採択することとした。

中学校の教科書採択は通常なら改訂版の教科書が出されるタイミングに合わせて4年に1度実施され、前回の採択は2020年度となっていた。横浜市では2020年の採択において、社会科歴史では、2011年度以降全市で継続採択されていた育鵬社から採択変更をおこない、帝国書院を採択していた。

2021年度は新版の教科書が出る年ではなく、通常ならば前年度の採択を手続き上そのまま追認することになる年度にあたっていた。

その一方で2020年度の教科書採択の際、自由社の中学校社会科歴史教科書が教科書検定に不合格になっていた。自由社はその後教科書検定に再挑戦し、2021年3月に教科書検定を通過した。このことを受けて文部科学省は、2021年度の中学校社会科歴史的分野の教科書採択について、自由社を含めて改めて一から教科書採択をおこなうことも可能だとする見解を出し、横浜市教委は採択のやり直しを決めていた。

一部には、改めて採択の遡上にあげることで、歴史修正主義的な内容の教科書を再び採択させることになるのではないかという危惧が懸念されていた。

しかし教育委員からは、現行で採択されている帝国書院を推す声が多く、継続採択が決まった。帝国書院の教科書の内容を評価する声や、すでに学校現場で教材研究や授業計画の策定が進んでいることから教科書を1年で変更すると現場の負担になるとする意見があがったという。

自由社版については、ユニバーサルデザインなどが十分ではないという点が指摘された。

最悪の状況を避けられることができたのは、ほっとしている。

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