学校事故、被害者への地域ぐるみでの嫌がらせ

「東洋経済Online」が2021年6月14日付で記事『“学校行事”で大ケガを負った生徒に「自業自得」「バチが当たった」とののしった教員のなぜ』を配信している。

学校行事の大ケガを「自業自得と罵る教員」のなぜ | 学校・受験
「私たちも問題にしたかったわけじゃなくて、本当のことを言ってほしかっただけです。そこでうそをつかれると、何も信用できない。何でうそをつくのか、っていうところから始まってしまう」中学校で火をつけた棒を…

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この事故は発生直後に大きく報じられた。

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当該記事では改めて事故の状況と「その後」について紹介している。

事故の際、教師は「自業自得だ」「バチが当たった」と被害生徒を罵った。さらに学校側の説明も不審な点があり、保護者の独自調査で調べた内容とは異なると指摘すると「前に言っていたことは違ってました」なとと撤回するケースもあった。

被害者側が同級生の保護者に対して聴き取りなどの独自調査をおこなった際も、無視される・「おたくの息子が下手くそだっただけ」などと罵倒されるなどのことがあったともいう。ネット上にも被害者を「問題児」などと中傷する書き込みがあったり、被害者宅の郵便受けが荒らされる・自転車がパンクさせられるなどの嫌がらせがあったという。

被害生徒はケガのショックに加えて、精神的ショックでも体調を悪化させ不登校に追い込まれ、PTSDを発症した。一家での転居・転校を余儀なくされた上、被害生徒の面倒をみるために両親が仕事に行けない状況になり、経済的にも負担になっているという。

被害者に対して周囲が卑劣な嫌がらせを加え、二次被害を与えているという状況になってしまっている。発端となった事故は学校側の安全配慮義務がうかがわれるものであり、刑事事件としても担当教師が書類送検されているほどの重大な内容となっている。

しかし指導担当教師が事故を「自業自得」などと罵倒し、学校側が不誠実な対応に終始し、地域ぐるみでの嫌がらせが発生した。こんなものは、集団いじめというべきとんでもないことではないか。

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