熊本県立高校いじめ自殺、遺族が元同級生を提訴

熊本県立高校3年だった女子生徒が2018年5月にいじめを苦にして自殺した事件で、生徒の家族が2021年4月28日、いじめに関与したとされる元同級生4人を相手取り、計約1100万円の損害賠償を求めて熊本地裁に提訴した。

この事件では、当該女子生徒がSNSをめぐり、授業中に複数の同級生らから「死ねばいい」「視界から消えればいいのに」などの暴言を受けたなどとされている。生徒は暴言を受けた直後に早退し、自宅で自殺を図り、翌日に死亡した。

熊本県立高校いじめ自殺事件(2018年)
熊本県北部の熊本県立高校3年だった女子生徒が2018年5月、いじめ被害を訴えるメモを残して自殺した事件。いじめの事実関係、いじめと自殺との因果関係、学校側の対応の不適切さが、第三者委員会で認定された。事件の経過熊本県立高校3年だった女子生徒

この事件では、熊本県の第三者委員会が、同級生の行為5件をいじめと認定し、いじめと自殺との因果関係を認める判断をおこなっていた。また学校側の対応にも不備があったことを指摘した。

遺族側は、生徒が残していた携帯電話のやりとりや生徒への聴き取りなどから、6人がいじめに関与したと判断した。うち中心的な4人について提訴の対象にしたという。

いじめがあり、そのことで生徒が自殺に追い込まれたという事実は重く受け止めなければならないものである。いじめに関与した元同級生については、自らの行為にきちんと向き合っていくことが必要なのではないかといえる。

(参考)
◎熊本の高3自殺、遺族が同級生を提訴「反省してほしい」(朝日新聞 2021/4/29)

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