保育園でのいじめ、第三者委員会で調査へ:滋賀県大津市

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滋賀県大津市立保育園に通っていた元園児がいじめを受け登園できなくなった問題で、大津市は2021年4月7日、常設の第三者委員会に事実確認の調査をおこなうよう諮問したことを発表した。

いじめ防止対策推進法や大津市の条例では、法令上未就学児のいじめ問題の調査は想定されていなかったという。一方で保護者側がいじめの調査を求めてきた。

この園児は性別に違和感を感じているとされ、登園時に身体的な性とは異なる性の服装で登園したことなどで暴言や暴力などのいじめを受け、登園できなくなったとされている。

この問題に関連して、通園していた保育園が「LGBTの児童への理解と対応の強化を目標とする」と保育園の報告書で公表したが、その際に児童が事実上特定できる形になっているとして保護者側が苦情を申し立てていた案件があった。

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未就学児のいじめについて、第三者委員会での調査などは法令で想定していなかったとはいえども、現にいじめ被害で苦しんでいると訴えている児童がいる以上「法令で想定されていないから対応できない」というわけにはいかないだろう。法令的な整備も必要ではあろうが、人道的な見地から柔軟に対応して、ていねいな調査をおこなってほしいと願う。

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