青森県高校生自殺、いじめあったと認定する再調査報告書

青森県野辺地町の私立八戸学院野辺地西高校2年だった男子生徒が2019年1月に自殺した問題を調査していた、青森県青少年健全育成審議会・いじめ調査部会は2021年3月30日、生徒へのいじめがあり自殺の一因となったと言及する再調査報告書を答申した。

この問題では、学校側が第三者委員会を設置して調査していたものの、2020年8月に「いじめは確認できなかった」と結論づけていた。しかし調査内容が疑問視された経過から、青森県が再調査をおこなっていた。

県の再調査によると、▼「死ね」と書かれたメモが見つかったこと。▼「LINE」で「死ぬなら一人で死ね」とメッセージが送られたこと。▼筆箱に性的な言葉を彫られたこと。――の3点について、いじめだと認定した。この3点の事象は、学校側の調査でも確認されていたものの、いじめとは判断していなかったという。

さらに県の再調査で、ほかの生徒から買い物の使い走りを強要されていたことが新たにわかったとして、その事象もいじめと認定した。

自殺の原因については、いじめも要因の一つになったと言及したものの、直接的な要因とはいえないとして、複合的な要因が原因と判断した。

学校側が事実関係を把握していながら「いじめとは認められない」と判断していたことを、いじめだと指摘したことは、よかったのではないかと感じる。学校側は調査委員会報告書を受け入れて、必要な対応を取ることを願う。

タイトルとURLをコピーしました