2020年度教科書検定結果発表:主に高校新課程対応教科書

文部科学省は2021年3月30日、2020年度の教科書検定結果を公表した。2022年度第1学年より学年進行で実施される高校学習指導要領の実施にあわせて、主に高校1年で開講することが想定されている教科・科目についての検定が主となっている。

2021年夏の教科書採択を経て、2022年度より使用されることになる。

この検定では、地理歴史科の「地理総合」「歴史総合」、公民科の「公共」、情報科の「情報Ⅰ」、国語科の「現代の国語」「言語文化」など、新課程で新設された科目の教科書も検定対象となった。

「歴史総合」では13点の検定申請があり、12点が合格となった。残る1点(ジャパンアーカイブズ)は「教科書の基本的な要件を満たさなかった」ななどとして不合格となっている。

「地理総合」や「公共」では、領土問題について強い記述を求められたと、報道では指摘されている。

各教科とも「アクティブラーニング」を見据え、生徒が課題を見つけて調べていく探究学習の視点を取り入れた内容が目立っていると指摘されている。

現時点では新聞報道で読み取れる断片的なことしかわからず、当方としては現時点で教科書そのものを閲覧したわけではないものの、傾向としてはかなり変化があるらしいということが浮かび上がる。

中学校では「つくる会」自由社が再申請で合格

また中学校社会科歴史的分野では、前年度検定で不合格となった自由社教科書が再申請をおこない合格した。2021年度より採択が可能となる。

同社は歴史修正主義的な歴史観・教育観を持つ「新しい歴史教科書をつくる会」が編集している。前年度は405ヶ所の修正意見が出て不合格になったが、今回は85ヶ所の修正意見にとどまり、いずれも修正したという。

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