沖縄県立高校生徒自殺、部活動顧問教諭の「過度な指導」指摘

沖縄県立コザ高校の運動部主将だった2年の男子生徒が2021年1月に自殺した問題で、沖縄県教育委員会の調査委員会は2021年3月19日、「顧問教諭からの過度の指導があった」と指摘する報告書を公表した。

この問題では、生徒が運動部の顧問教諭から「部活をやめろ」などの暴言をともなう指導があったことが指摘されていた。

報告書では、生徒の自殺要因については、部活動以外のストレス要因は見当たらなかったと指摘した。教諭は生徒にLINEで頻繁に連絡を取り、迅速な対応を求めていたことなども指摘された。勝利至上主義的な部活動の問題にも言及している。

また報告書では、顧問一人の責任のみとしてとらえるのは不適切で、学校および教育委員会も含めた組織的な対応が必要な案件だとも指摘している。

顧問教諭の過度で不適切な指導が認定されたということになる。部活動での顧問教諭の過度な叱責などの指導が引き金となって生徒を自殺に追い込んだ事件としては、2012年にした大阪市立桜宮高校事件、2018年に発生した岩手県立不来方高校事件などと似たような構図ともなっている。他地域の事件の教訓が生かされなかったのは残念に感じるとともに、遺族に真摯な対応をおこない、また次の犠牲者を出させないような対策を徹底的に取っていく必要がある。

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