卒業祝いの給食「赤飯」、3月11日提供予定にクレームで差し替え:横浜市立小学校

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横浜市立の一部の小学校で2021年、進級・卒業を祝って3月11日の学校給食で提供される予定だった赤飯のメニューが、直前になって急きょ別の献立と差し替えられたことが報道された。

3月11日は東日本大震災の発生日(2011年)でもあり、この日に赤飯の提供はふさわしくないのではないかという意見があがったとして、差し替えに踏み切ったと指摘されている。

経過

横浜市立小学校では、進級・卒業祝いの給食メニューとして、学年末に赤飯の献立を出すのが恒例となっているという。

給食メニューについては市内をいくつかのブロックに分けたうえで、市教委の担当者が献立を決めている。赤飯メニューについては数日に分けて全校で提供する予定とし、市立小学校約340校のうち89校では3月11日に赤飯の献立が提供されることが決まった。

赤飯の提供日が3月11日になったのは、震災後10年間では初めてだという。

献立作成担当者からは、3月11日に赤飯を出すことには特に異論は挟まれなかった。しかし実施数日前になって、「3月11日に赤飯を出すのはどうか」という声が出た。

この声を受けて、市教委はメニューの差し替えをおこなった。給食の食材納入業者と緊急に調整した上で、別の日の献立と入れ替える形にしたという。

直前での献立差し替えは、給食事故などの例外的な事情でもない限り通常はおこなわない措置で、異例のこととなる。

一方で、この経過がマスコミ報道されると、市民からは「そこまでしなくてもいいのではないか」と疑問の声が上がった。マスコミ報道によると、東日本大震災の被災者からも「子どもの卒業を祝うのは全然かまわない。震災を口実に自粛するのは、こどもたちがかわいそうだし、自分たちにとっても本意ではない」と横浜市教委の措置を疑問視する意見が出ているという。

私見

東日本大震災の教訓を伝えていくことは、それはそれとして重要なことである。

しかしその一方で、赤飯の給食メニュー提供は児童の進級・卒業という全く別個の問題なのに、震災を持ち出して過度な自粛を迫るという対応は、やりすぎなのではないかという疑問を感じる。

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