園児の「性別に違和感・受診歴」保育園評価書に掲載、保護者の求めで公開中止:滋賀県大津市

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滋賀県大津市役所ウェブサイト内に掲載された市立保育園の「保育園評価書」ページに、性別に違和感を感じているとする園児への対応について記載され、当該児童の保護者が「個人が特定されるおそれが高い」としてウェブサイト上からの削除を求めたことが、2021年1月18日に報じられた。

当該児童の保護者は削除を求める訴訟を起こしたが、大津市は1月18日に当該ページの公開を中止した。訴訟は近く取り下げるとしている。

大津市では市立園・民間園も含めた各保育園ごとに、園の取り組みに関する「評価書」を作成し、全園分を市のウェブサイトで掲載しているという。ある保育園の2019年度「評価書」のページで、「今年度入所した●歳児が、自分の身体の性に違和感を感じる訴えをしたことをきっかけに、11月に受診された」と記載し、園の取り組みとしてLGBTに関する認識・対応を強めていきたいとする課題を示した。

園児の氏名は匿名だったものの、掲載されていることを知った保護者は「この年度に入所した●歳児は少なく、特定されるおそれが高い」「事前に掲載に同意していない」として申し入れたという。

評価書作成担当者に悪意などがあったわけではなく、匿名にするなどの措置をとっていたから大丈夫だという判断だったのかもしれない。しかしそれでも、「特定につながる」などの不安が出されたことは重く受け止める必要があるだろう。よりていねいな対応が望まれる。