群馬県立高校いじめ自殺、遺族が再調査要求の意向固める

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群馬県立勢多農林高校2年だった女子生徒が2019年2月に自殺し、いじめがあったと指摘されている問題で、遺族側が2020年12月2日までにマスコミ取材に応じ、第三者委員会の報告書の内容について説明した。

東京新聞2020年12月3日付『前橋・高2死亡の対策委報告書 主要因「飼い猫の死」 父が反発 県に再調査要求へ』が報じている。

このいじめ案件では、2020年11月30日に調査委員会の調査報告書が教育長に渡された。この時点では調査委員会は「遺族の了解が得られていない」として、調査報告書の詳細を公表せず、記者会見で概要を説明するだけにとどめた。

群馬県立高校いじめ自殺:第三者委員会「いじめは自殺の主要因ではない」答申
群馬県立勢多農林高校2年だった女子生徒が2019年2月に自殺し、いじめがあったと指摘されている問題で、第三者委員会が2020年11月30日に調査報告書を群馬県教育委員会に答申した。 報告書の詳細な内容については「遺族の了解が得られてい...

その後遺族のところに報告書が届いたという。

いじめについては、生徒が残していたメモに「悪口などのいじめを受けていた」という記載があり、同級生からの証言もあったものの、報告書ではこれらのことについては「いじめとははっきりと断定できない」と結論づけている。

調査委員会の報告書の答申時点での説明によると、いじめは自殺の主要因ではない・自殺の要因は「複合的なもの」と判断したとされていた。遺族によると、報告書では「2018年11月の飼い猫の死が影響したことが主要因」と結論づけられていたとという。遺族側はこの結論に強い疑問を持っているとしている。

調査委員会の記者会見では抑えた表現になっていたが、実際にはおかしな方向に踏み込んでいるというとんでもない印象である。関係者への中傷・二次被害とも受け取られかねないものでもあり、このようなことでいいのだろうか。

遺族側は山本一太知事に対して、県条例による再調査を求める申し立てをおこなう意向を示しているという。ていねいな再調査がおこなわれることを願っている。