私立海星高校(長崎市)2年だった男子生徒が2017年4月にいじめを訴えるメモを残して自殺した問題に関連して、学校側が遺族に対して「突然死ということにしてくれないか」と打診し、長崎県も追認していたことが。2020年11月17日までにわかった。
「共同通信」が2020年11月17日付で報じた。
この問題では、第三者委員会が調査をおこない、2018年11月19日付で「同級生によるいじめが自殺の主因」とする報告書を提出した。しかし学校側はいじめと自殺との関係を認めず、報告書の内容を受け入れていない。

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学校側が「自殺ではなく突然死ということにする」と打診した上、私学行政を管轄する学事振興課も「突然死までは許せる」として追認する形になったのは、自殺の偽装・隠蔽を禁止する国のガイドラインに反している疑いが生じている状態になった。
いじめと自殺との因果関係を認めないだけでなく、自殺の事実すら隠蔽しようとした対応は、とんでもないことでないか。また長崎県の担当かも、学校側の対応を認識しながらその対応を「容認できる」とする見解と受け取れるものでもあり、これもまた問題だといえる。