暴力で統制「成功体験」、「体罰」・暴力行為繰り返すことにつながる傾向

スポンサーリンク

神戸新聞2020年11月13日付に、『教員の体罰、8割が生徒の面前「暴力で統制できたと感じるほど繰り返す傾向」 兵庫』が掲載されている。

神戸新聞が兵庫県・神戸市の両教育委員会に情報公開請求をおこない、「体罰」事案とされた文書の内容を分析して記事にまとめている。

記事によると、2019年度に兵庫県内で「体罰」として教育委員会が認知したのは45件、加害教員は48人(県46人、神戸市2人)だという。加害者の年齢は40代・50代が目立つとされる。

うち8割の加害者が、ほかの生徒など集団の面前で暴行を加えていたと分析している。

記事では、以下のような指摘がされている。

専門家は「暴力で集団を統制できたと感じてしまった教員ほど、繰り返す傾向がある」と指摘する。

暴力による統制は、教育や指導とは無縁・対極の行為である。学校教育においては、児童生徒の人権を尊重し、また主体性・自主性を伸長するような対応が不可欠である。暴力によって統制することで人権を侵害し、主体性が失われて萎縮することにもなる。それを「統制」という成功体験と勘違いすることで、暴力の悪循環となってしまっていることが浮かび上がってくる。

そういう悪循環は断ち切る必要がある。