北海道立高校生徒自殺訴訟、11月13日控訴審判決へ

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「東洋経済Online」が2020年11月12日付で記事『指導死?部活顧問に居場所奪われた高1の絶望』を配信している。

指導死?部活顧問に居場所奪われた高1の絶望 | 学校・受験
2013年3月3日、北海道立高校1年生の、悠太(享年16)が自殺した。所属していた吹奏楽部の顧問が、他の部員たちに「関わるな」と言うなど、悠太を孤立化させたうえ、前日に不適切な指導をしたことが自殺の原因だと…

北海道立高校1年だった男子生徒が2013年3月に自殺し、背後には所属していた吹奏楽部での顧問の不適切指導があったと指摘されている案件。この案件では生徒側の遺族が民事提訴し、2020年11月13日に控訴審判決が言い渡される予定となっている。

北海道立高校吹奏楽部生徒自殺事件
北海道立高校で2013年3月、当時1年の男子生徒が自殺し、背後に部内でのいじめや顧問教諭からの不適切指導があったと指摘された事件。経過札幌市内の北海道立高校に通い吹奏楽部に所属していた当時1年の男子生徒は2013年3月3日、当日は日曜日だっ

この事件について、生徒が自殺に至るまでの事実関係を紹介している。

この事件では、教師がこの生徒を一方的に叱責した疑いが指摘されている。

部内でいじめ・トラブルがあり、この生徒は別の部員からネット上で暴言を受けた。しかし顧問教諭は「トラブルに関連して、この部員が相手の部員に対して不適切な書き込みをおこなった」ことだけをとらえ、相手の生徒の暴言は不問にしてこの生徒だけを一方的に叱責したことが指摘された。

また別の日には、部の規則を破った疑いがあるなどとして顧問教諭がこの生徒を叱責しただけでなく、ほかの部員に対して「この生徒と連絡を取るな」などと命じて孤立させるような行為もあったと指摘された。

一審札幌地裁では2019年4月、部内でのいじめ・顧問教諭の行為と自殺との因果関係をいずれも認めず、「自殺後に学校側が実施したアンケートの扱いが不適切だった」点のみ指摘して北海道に110万円の損害賠償を命じる判決を出した。

北海道立高校「指導死」訴訟、教諭の指導と自殺との因果関係認めず:札幌地裁
 札幌市の北海道立高校に通っていた当時1年の男子生徒が2013年に自殺した事件があった。  「所属していた吹奏楽部でのトラブルをめぐり、顧問教諭から不適切な指導を受けたことが自殺の原因」として、遺族側が北海道を相手取り約8400万円の...

訴訟は控訴審で審理されていた。

北海道立高校生徒自殺訴訟、控訴審が結審
札幌市内の北海道立高校に通っていた当時1年の男子生徒が2013年に自殺したのは、所属していた吹奏楽部での顧問のパワハラ同然の指導が原因だったとして、遺族が北海道を訴えている訴訟で、2020年6月17日に札幌高裁で控訴審の最終弁論がおこなわれ...

指摘通りの対応ならば、顧問教諭の対応は極めて不適切ということになる。しかもほかの部員に「連絡するな。口をきくな」などと指示して孤立させようとするなど、とても指導だとはいえないような言語道断の対応ではないか。

一審よりも少しでもよい判決が出ることを願っている。

続報:二審札幌高裁は2020年11月13日、遺族側の請求を棄却。(当ブログ2020/11/13『北海道立高校生徒自殺訴訟、二審も請求棄却』)