中曽根康弘元首相葬儀に「弔意」要請:文科省

2020年10月17日に内閣と自民党が共同で実施する、中曽根康弘元首相の合同葬にあわせて、文部科学省が国立大学などに対して、弔旗の掲揚や黙祷など弔意を示す取り組みをおこなうよう要請する通知を出していたことがわかった。通知は2020年10月13日付。

10月2日の閣議で、政府機関で弔旗掲揚をおこなうことを決めたことに関連して、国の関連機関でも同様の取り組みをおこなうと求め、加藤勝信官房長官が萩生田光一文科相に要請する文書を出した。

文科省はこれに基づき、国立大学、日本私立学校振興・共済事業団、公立学校共済組合などの長に宛てて、加藤官房長官名の要請文書を添付して、取り組みをおこなうよう要請する通知を出した。さらに都道府県教育委員会にも「参考資料」として文書を送付した。

弔意を示すかどうかは個人の判断としても、組織的に押しつけるようなことは極めてまずいことになっている。大学自治や学問の自由、政治的中立などにも抵触しかねない行為ではないかとも思われる。