香川県「ゲーム条例」は違憲として高校生が提訴

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2020年4月に施行された「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」は憲法違反だとして、香川県高松市在住の高校生が2020年9月30日、香川県を相手取り、約160万円の損害賠償を求める国家賠償請求訴訟を高松地裁に提訴した。

香川県の「ゲーム条例」は、家庭でのゲームの使用時間を制限するものとなっている。議員提案で2020年3月に可決し、4月より施行されている。

香川県議会「ゲーム規制条例」成立
香川県議会は2020年3月18日、ネット・ゲーム依存症対策として、子どものゲームの利用時間の目安を平日1日60分・休日1日90分とするなどの「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」(ゲーム規制条例)を可決した。2020年4月からの施行となる。...

しかしこの条例では、家庭教育の領域に公が口を挟むのは問題であるという疑念が出ていた。また制限に科学的根拠がないなどとも指摘されている。

また香川県議会はこの案件に関してパブリックコメントを実施したものの、パブリックコメントの個別意見の内容は非公開としたまま概要のみを公表して、「提出者の8割以上が賛成意見だった」などとして一部会派の賛成多数で可決した。可決後になって情報公開されたパブリックコメントでは「同一文面が多い」「短時間に同一内容が同一箇所から多数送信されていた」などの問題が指摘された。

香川県「ゲーム条例」パブコメに同一文面多数と指摘
香川県議会で審議され可決成立した「ゲーム条例」について、具体的な内容は非公開となっていたパブリックコメントでの意見について、「賛成」とする意見の中にほぼ同一文面が多数あることがわかったと指摘されている。 KSB瀬戸内海放送と朝日新聞が...

条例の成立過程も不透明な上、子どもの人権や家庭の教育権を侵害するおそれもあるものとなっている。裁判の形でも、適切な判断がなされることを願う。